「あるある」動画ばかり観ている人はしあわせになれない?!

You Tubeなどの動画配信サービスには、
「愛着障害あるある」「アダルトチルドレンあるある」「HSPあるある」など
「〇〇あるある」の動画が多く配信されています。
この「〇〇あるある」動画ばかり観ている人は、
しあわせになれない、
とわたしは思います。

それはなぜでしょうか?

自分と向き合うことでしか、悩みは解消しない

生きづらさを感じている、人間関係にトラブルが多い、心身ともにいつも緊張状態でいる
親に対する愛情、憎しみ、罪悪感などの相反する感情が渦ましていて苦しい、
そんな悩みを抱えている人にとって、「〇〇あるある」動画は
「自分だけじゃなかった」
「自分のことをわかってもらえた」

そんな安心感を得ることができるという意味において、とても有効だと思います。

でも、動画を観て安心しているだけでは、その悩みはずっと変わりません
悩みを解消したい、自分の人生を変えたい、本気でそう思い、
自分と向き合うことでしか悩みは解消しないのです。

自分と向き合わず、「〇〇あるある」動画で安心感を得て満足している人は
悩みを抱えたまま、生きていくことになります。
それは、しあわせとは言えない、とわたしは思います。

試験前の部屋の片づけと同じ?!

試験前、急に部屋の片づけをしたくなったことはありませんか?
机の上を片づけたり、本棚を整理したり、ということもあるかもしれません。
試験勉強をしなくてはいけないのに、わかっているのに
なんとなく部屋の片づけをして満足してしまう…
そんな経験はありませんか?

試験勉強をやりたくない、避けたい
でも、ダラダラしているのはいけないことだとわかっているから
”部屋の片づけ”という有意義(に思える)な行動に逃げている…
そんな行動を「回避行動」と呼びます。

「〇〇あるある」動画を観て、安心感を得て満足するというのも
この「回避行動」と同じ
だと言えます。
自分と向き合うことを避けている「回避行動」なのです。

部屋の片づけをしても、試験がうまくいかないのと同様に、
「〇〇あるある」動画を観て、安心感を得ただけでは
悩みは解消しないのです。

試験がうまくいくためには、試験勉強に取り組まなくてなりません。
同じように…
悩みを解消するには、自分と向き合うしかありません。

まとめ

「〇〇あるある」動画を観て安心しているだけでは、その悩みはずっと変わりません。
悩みを解消したい、自分の人生を変えたい、本気でそう思い、
自分と向き合うことでしか悩みは解消しない
のです。

悩みの原因は人それぞれ異なりますが、
幼いころの自分を守るために獲得した”防衛方法”であることが多いです。
自分と向き合い、今の自分には不要な防衛方法であることを理解し、
少しずつ変えていくしかないのです。

ひとりで自分と向き合うこともできますが、
信頼できる人に頼り、安心して自分と向き合うことで
悩みを早く解消できることがあります。

ひとりで向き合うことに不安を感じたら、
カウンセラーに相談してみませんか?

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