【愛着障害】自己肯定感を高める3つの心のパーツとは?

こけあす ~ありのままの自分でいられる場所~ カウンセラー/コーチ すぎたしずか です。

あなたにはこんなお悩みはありませんか?

・自分のできていないことを相手に指摘されるととても腹立たしくなる
・パートナーが少しでも離れていきそうな気配を感じると強い不安を感じる
・ほめられると「期待に応えなくちゃ」とプレッシャーに感じる

愛着障害の人は、「自分はここにいていいんだ」「自分のままで愛される存在だ」と思うことができず、自己肯定感が低くなってしまいます。
そのため、相手の言動に過剰に反応し、苦しくなってしまうのです。

一方、自己肯定感が高い人は、自分のことも相手のことも信頼しているため、
相手の言動に過剰に反応することはなく、相手と適切に人間関係を築くことができます。

では、自己肯定感が低い愛着障害の人はどうしたらいいのでしょうか?

自己肯定感を高めたい、でもどうしたらいいかわからない
そんな愛着障害の人に、自己肯定感を高める方法をお伝えします。

自己肯定感を高めるためには心のパーツの関係性を良好にする

心の中にはいろいろな役割を担う”パーツ”があります。
”パーツ”は自分の中にいるさまざまな自分のことです。
じっくり考えるパーツ、行動したいパーツ、やさしいパーツ、好奇心いっぱいのパーツなどがあります。
※心のパーツについて、「わたしって多重人格なのでしょうか?」というブログも書いています。

パーツたちの関係性が悪化することで、
さまざまな生きづらさ、自己肯定感の低さ、抑うつ感、感情がコントロールできないなどのいろいろな症状につながっていきます。

自己肯定感を高めるためには
この心の中のパーツの関係性を良好にすることが大切
なのです。

心のパーツの関係性が悪化すると自己肯定感が下がる

愛着障害の人の自己肯定感を低下させるパーツとして、
「批判」パーツ「反発」パーツ「自虐」パーツがあります。

「批判」パーツは自分自身のことを批判するパーツ
「反発」パーツは批判家の批判に対して反発するパーツ
「自虐」パーツは心の痛みを感じるパーツ(批判を受けるパーツ)

「批判」パーツは「自虐」パーツに対して批判しますが、
「反発」パーツは「批判」パーツから「自虐」パーツを守ろうと反発します。
両者が言い争っている中、「自虐パーツ」は自分のことを責め続け、苦しむのです。

パーツ同士のケンカは最終的に「批判」パーツが勝ち、
「自虐」パーツはさらに苦しくなり、抑うつ感情を生み、自己肯定感が下がっていきます

どうすれば心のパーツの関係性を良好にできるのか

もうひとつパーツを登場させます。それが「観察者」です。
「観察者」は自分の心の中のパーツたちを客観的に見つめることが役割です。

「観察者」が「批判」「反発」「自虐」の各パーツに話しかけることを
「心のパーツに話しかけるワーク」と呼んでいます。

「観察者」がそれぞれのパーツに話しかけることで、
それぞれのパーツの想いがわかってきます。

批判

「自虐」パーツが心配なんだよ。「自虐」パーツを守りたいんだ

反発

「批判」パーツから「自虐」パーツを守りたいんだ。一方的に言われたら自尊心がボロボロになっちゃうよ

自虐

苦しいよ。つらいよ。「観察者」がわかってくれてうれしい

「批判」パーツ、「反発」パーツの「守りたい気持ち」に気づくことで
「批判」パーツと「反発」パーツの対立は緩和され、関係が良好になっていきます。
「自虐」パーツは「観察者」に寄り添ってもらうことで少しずつ元気になり、
「批判」パーツと「反発」パーツは「自虐」パーツを守る必要がなくなっていくのです。

「批判」パーツと「反発」パーツの関係性が良好になることで、
自分で自分を傷つけることがなくなり、自己肯定感が高まる
のです。

まとめ

愛着障害で自己肯定感が低い人は、心の中のパーツの関係性が悪化しています。
関係性を良好にし、自己肯定感を高めるには
「心の中のパーツに話しかけるワーク」を行うことが効果的です。
各パーツに話しかけ、各パーツの想いに気づき、寄り添うことで
パーツ同士の関係性が良好になるのです。

自分で「心の中のパーツに話しかけるワーク」をすることもできますが、
「観察者」のポジションに居続けることが難しかったり、
手順に気を取られ、集中して取り組めなかったりします。

カウンセラーと一緒に取り組むことで、
集中して取り組ことができるなど、効果的にワークを行うことが可能です。

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