【愛着障害/AC】”いい人”をやめるたったひとつの方法

あなたにはこんな傾向がありませんか?

✅相手の顔色ばかりうかがって、相手にあわせてばかりいる
✅相手の期待や好みを先取りしようとし過ぎて疲れてしまう
✅自分の意見が言えず、相手に気づいてもらおうとする
✅自分の好みや感情がわからず、「自分がない」と感じている
✅自分のことよりも、相手の都合をいつも優先してしまう
✅イヤなことでも人から頼まれると断れない
✅怒りを表現することはよくないことだと思っていて、怒りを強く抑制している
✅ほかの人に指示されて動くほうがラクだと感じていて、いつも「受け身の姿勢」でいる

いくつ当てはまりましたか?
複数あてはまる人は、周囲から”いい人”と思われているのではないかと思います。
でも、ほんとうは…
”いい人”と思われることに疲れ、苦しんでいるのではないでしょうか?

相手にあわせることができたり、イヤなことでも引き受けたり…
人間関係を築くうえで、時には大切なこともあります。
でも、自分でも気づかないうちにガマンしていたり、体調に異変を感じたり…
そこまで”いい人”でいる必要は 本来ありません。

あなたはあなたのままでいていいんです。
あなたのままで人間関係を築いていくことができるのです。
適度な”いい人”で生きていていいんです。

では、どうしたら適度な”いい人”でいられるようになるのでしょうか。
”いい人”になる原因と解決策についてお話しします。

”いい人”になってしまう原因

”いい人”になってしまうのは、「見捨てられ不安」があるからです。

あるときは優しいけれど、急に怒り出したり冷たくなったり…
親の態度に一貫性がない場合、「見捨てられ不安」を感じるようになります。

親の愛情とやさしさはいつなくなるかわからない、
なにか条件に応えないと愛されない、
話を聞いてもらっていてもなんだかわかってもらえない、
そんな一貫性のない態度で親に育てられた人は、
「ほんとうのわたしを知ったら見捨てられるんじゃないか」
「嫌われるんじゃないか」
と思うようになります。

また、親が過保護だったり、過干渉だったり、支配的・侵入的な親の場合
親の顔色をうかがい、”いい子”でいなければならない、
ご機嫌取りをしなければならない、
と思っている人もいます。

自分との関係性を癒すことが解決策

「見捨てられ不安」を改善し、適度な”いい人”になるにはどうしたらいいのでしょうか。
それには、自分との関係性を癒すことが大切です。

自分との関係性を癒すため、カウンセリングでは以下のようなアプローチを行います。

1.自己実現・自己受容アプローチ

自分で自分の中の感情や欲求に気づき、いかに自分がガマンしてきたのか、
いかに自分を抑圧して、自分の気持ちを後回しにしてきたのか、築くことが大切です。

あなたの人生はあなたのもの
あなたの人生をあなたらしく生きるためにも、抑えこんできた感情を受け入れ(自己受容)、
ほんとうに自分の生きたい人生を実現していく(自己実現)ことが必要
です。

2.愛着アプローチ

子どもと特定の人(特に母親)との情緒的な結びつきのことを「愛着」といいます。
愛着は人間関係の土台となるものです。
「見捨てられ不安」から”いい人”になっている人は、この愛着が不十分なのです。

親から「条件付きの愛情」(お手伝いをしたら、テストの点数がよかったら愛される)を受け、
「いい子でいないと見捨てられる」と思うことから「見捨てられ不安」につながっています。

愛着は子どもと親との間に形成されるものですが、何歳からでも作ることができます。
また、親以外の身近な人との間に形成することもできます。

あなたはあなたのままでいい、あなたらしく人生を生きていればそれでいい
カウンセラーはカウンセリングの中で、態度や言葉でこれらを伝えていきます。
心から安心できる、ほんとうの「愛のある関係」を体感してもらうことで
「見捨てられ不安」から解放されていく
のです。

3.パーツ統合アプローチ

すごく怒鳴って、攻撃的な父親がいたり、感情の起伏が激しい母親がいたり、
そんな家庭環境で、縮こまって生きてきた人が”いい人”には多いです。
このような人は、子どもの頃に十分表現できなかった部分を心の中に持っています。
この心の中にある部分を「パーツ」と呼んでいますが、
赤ちゃんのようなパーツや、小さい子どもで泣いたり、拗ねたり、怯えているパーツがあります。
また、虐待的な親のイメージを取りこんだパーツもいたりするため、
心の中はパーツ同士がいつもケンカしているような状態になっていたりします。
そのため、いつも苦しくなってしまうのです。

カウンセリングでは、これらのパーツを統合し、心の平和を育んでいきます。

「わたしって多重人格なのでしょうか?」というブログにパーツのことを書いています。

4.心の筋力強化アプローチ

自分の心の中に意識を向けたり、自己受容が難しい場合には
心や体の中に安心感を膨らませるようなアプローチを行います。
これは”準備運動”のようなもので、十分に安心感が膨らんでから1~3に臨むこともあります。

まとめ

”いい人”になってしまうのは「見捨てられ不安」が原因です。

「見捨てられ不安」は人間関係の土台となる、心から安心できる場所がないために生じます。
そのため、”いい人”をやめるには心から安心できる場所を作っていくことが必要です。
心から安心できる場所を作り、自分との関係性を癒していくことで
自己受容・自己実現に向かうことができ、”いい人”でなくても大丈夫だと思えるように
なります。

人間関係の土台、心から安心できる場所は、本来子どもの頃に親との関係において築かれます。
子どもの頃に築くことができなかったとしても、
身近な人との間に心から安心できる場所を作ることはできます。
安心してくださいね。

カウンセラーは心から安心できる場所を提供する専門家です。
あなたの「見捨てられ不安」を解消し、”いい人”をやめるサポートができる人です。
”いい人”をやめたい、でもやめられない…そんなあなた
カウンセリングも検討してはいかがでしょうか?

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