やりたいことを見つけるために
装備を整え
地図を手に入れて
新しい場所を探検する
こんな靴がいいよと勧められれば
その靴を履き、
この道具を持っていたほうがいいと言われれば
その道具を用意し、
最短距離が示されている地図があると知れば
新しい地図を手に入れて、
自分のやりたいことを探す旅に出る
慣れない靴を履き、
重たい荷物を持って、
見方のわからない地図を手に
気がついたら
まったく知らないところにいて
やりたいことに向かっているのかさえ
わからなくなる
そんなことはないだろうか
わたしは自分のやりたいことを見つけたくて
自分が感じている光のほうに行きたくて
勧められるままに
靴や道具を買い
いろいろな地図を手にしては
使いこなせない自分を責めていた
違和感があっても
気が進まなくても
こうしなくちゃいけないのだと
自分に言い聞かせていた
こんな思いをしないと
やりたいことは見つけられないのだと
やりたいことを実現できないのだと
途方に暮れていた
持ちきれなくなった荷物を下ろし
見てもわからない地図を手放し
履きなれたスニーカーに変えて・・・
気がついたら
足が勝手に動いていた
行きたい方向に
心地よいと感じる方向に
これまでの経験を
これまで出会った人たちとの縁を
わたしのカラダはきっと覚えている
だから
足が勝手に動く方向に身を任せてみる
いろいろなものを手放したとき
そこにわたしの居場所があると思うから