正しいか、間違っているか
世の中のできごとを
まわりの人たちを
自分を
そんな視点で見ていないだろうか
白黒がはっきりしているほうが
わかりやすいし
ラクなのかもしれない
でも
ほんとうに
はっきりと分けることができるのだろうか
ある人にとって正しいことが
別の人にとって正しくないこともある
自分にとっていいと思うことが
ほかの人はイヤだと思うこともある
自分から見える世界が
この世界のすべてではない
自分が感じていることが
ほかの人と同じとは限らない
真っ白も
真っ黒も
実際にはあまり存在していない
すこし黒が混ざった白
すこし白が混ざった黒
多くのことは
真っ白と真っ黒の間にあって
どう感じるかは
人それぞれだ
太っている/やせている
背が高い/背が低い
ポジティブ/ネガティブ
多くのことは
なにかとの対比で語られる
AとBは同じ色だけど
状況によってまったく別の色に見える
これと同じことが
まわりでも
自分の中でも
起きていないだろうか
ほかの人と意見が異なるとき
その人がどんな視点で見ているのか
考えてみる
自分を責める自分に気づいたとき
自分がどんな視点でみているのか
考えてみる
見方を変えること
違う見方があると感じること
白と黒だけではないと知ること
それが
生きることをラクにするコツなのかもしれない