こんなお悩みはありませんか?
✅お店に入ったとき、店員からどう見られているか気になって落ち着かない
✅電車に乗ろうとすると、乗客から笑われている気がして乗れないときがある
✅友人と話していても、見下されているのではと思い、その場から離れたくなることがある
これらは「対人恐怖」の状態ですが、このような人は少なくありません。
対人恐怖の人は、人の目が気になっている自分の状態を”恥ずかしい”と感じている人が多いです。
そして、恥ずかしいと感じている自分のことを恥ずかしいと感じていて、
恥ずかしいところを見せたくない、隠さなくては…と焦り、悩んでしまうのです。
焦れば焦るほど、さらに恥ずかしいという感情が増していき、恥ずかしさの悪循環になるのです。
そうして、悩みの中に囚われていってしまうのです。
このような心理を「囚われの心理」と呼びます。
対人恐怖は”実験”で克服する?!
実験?って思いますよね。
なにを実験するかというと…
「人は自分にそんなに興味がない」ということを実験するのです。
電車に乗って、人の目が気になったとき、
対人恐怖の人の多くは下を向いて、俯いてしまうのではないでしょうか。
次の駅まで下を向いたまま 惨めな気持ちで過ごしているとか、
居ても立っても居られないから車両を移動するとか、
目的地に着く前に電車を降りてしまうとか…
こんなとき、”実験”してみてください。
10秒、いや5秒でもいいので、気になった人、自分のことを見てる、笑っている、見下している、バカにしていると思った人をじーっと見てみます。
自分のことを見ていると思った人は、実は自分を見ていないことに気づくと思います。
自分は見られていない、このことを”実験”で確認することが
対人恐怖を克服する方法なのです。
みんなが自分を見ている、は間違い
あなたは今日、すれ違った人たち、出会った人たちの顔や服装を思い出せますか?
おそらく、よほど印象に残っている人以外は覚えていないのではないでしょうか。
実は、人はそれほど他人に興味がないものなのです、意外と。
ほかの人はあなたに興味がないんです。
冷たい感じがしますか? さみしい感じがしますか?
でも、あなたもすれ違った人たちを覚えていませんよね?
それと同じなんです。
対人恐怖の人は、みんなが自分を見ていると感じ、変だと思っているのではないか、バカにされているのではないかと考えがちです。
たしかに、自分のことをバカにしたり、見下してきたり、そういうひどい人もいると思います。
でも、よく思い出してみてください。
そういう人は一部の人ではありませんか?
みんながあなたをバカにしたり、見下したりはしていないと思います。
まとめ
対人恐怖から抜け出すには、相手をよく観察してみることが大切です。
自分のことを見ていると思った人は、実は自分を見ていないことに気づくはずです。
自分で”実験”して、人が自分を見ていないことが確認できると心が軽くなっていきます。
笑われているのではないか、変だと思われているのではないか、
そんな不安を感じる相手が自分を見ているのではないかと思うことで、
さらに不安が増し、恥ずかしさの悪循環に陥ってしまうのです。
不安を感じる相手をしっかり見て、自分を見ていないことが確認できると
不安や恥ずかしさが減っていき、人の視線が気にならなくなっていきます。
そうやって、恥ずかしさの悪循環から抜け出すのです。
相手をしっかり見ることは、初めは怖いかもしれません。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、人の目が怖いと感じたときに、
その人がほんとうに自分を見ているのか、確認していただければと思います。
ひとりでは不安や怖さを乗り越えられるだろうかと心配な方は
あなたを支え、応援してくれる伴走者を探してみましょう。
カウンセラーはあなたの不安や怖さを受け止め、応援する存在です。
伴走者としてカウンセラーも検討してはいかがでしょうか。
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