どんな感情も
自分のものとして受け入れて
その感情を味わいきる
それが自分をラクにする
会社員を辞め
父の在宅介護が始まったこの一年
わたしの感情は大きく揺れ動いた
ひとつのできごとに
いくつもの感情があることに
とまどい、混乱し
抑え込もうとし
できない自分を否定し続けた
どの感情もわたしで
だからこそわたしで
感情は絵の具のように
混ざり、溶け合い、グラデーションを描き
その時々で見え方が変わっていく
どの色も大切で
混ざりあった色も大切で
その瞬間にしか出会えない色もある
その時々で変化するグラデーションを
心で感じたとき
なんだかホッとするわたしがいた
楽しんでいるわたしがいた
とまどいも混乱も
ワクワクもドキドキも
わたしの中に一緒にいていい
それがわたしなのだから
自分の中の感情を味わって
味わいきって
生きていこうと思う