自己効力感を高める 簡単な方法

「自己効力感」という言葉を知っていますか?

「自己効力感」は望む成果を得るために必要な感情です。
このブログでは、この「自己効力感」を高める簡単な方法をお伝えしようと思います。

自己効力感とは

「自己効力感」とは、カナダ人の心理学者 アルバート・バンデューラが提唱した概念で、「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること」です。
「ある行動を自分なら達成できるか、に対する自信」と言い換えることもできます。

自己効力感を高める要因は4つあるとされています。

◉達成経験:実際に自分で成功体験を経験すること。自分でできた!を経験すること。

◉代理経験:他者が達成・成功した経験を観察すること。自分もできる!という気持ちになる。

◉言語的説得:自分や周りの人から褒められる経験。自分なら/あなたならできる!

◉生理的・情緒的効用:体や心の状態が影響すること。好影響にも悪影響にもなる。

よく似た言葉に「自己肯定感」という言葉があります。

自己効力感は、ある状況下で「自分が必要な行動を遂行できるかどうか」という能力に対する自己評価であるのに対して、自己肯定感は、「ありのままの自分を認め、受け入れる感情」のことであり、自分の存在そのものに対する評価のことを指しています。

”能力”と”存在”、似ている言葉ではありますが、対象にしているものが異なりますので、高める方法も違ってきます。

今回のブログでは、「自己効力感」を高める方法についてお伝えしていきます。

自己効力感を高める 簡単な方法

自己効力感を高める要因は4つ(達成経験、代理経験、言語的説得、生理的・情緒的効用)あり、どれか1つ、もしくは複数を組み合わせることで自己効力感を高めることができます。

今回は、この要因を踏まえた自己効力感を高める方法をお伝えします。
とても簡単な2ステップです。

1.いまの自分で毎日簡単にできることで、かつ これまでやっていないことを1つ決める
2.できたら自分で自分をほめる

ポイントは、「簡単にできること」&「毎日できること」

たとえば、「玄関の靴を揃える」とか、「靴下を裏返しで選択しない」とか、「郵便受けを見に行く」とか…これまでやっていないことで、簡単に、毎日できることなら どんなことでもOKです。

毎日実行し、実行できたら「できた!」と自分をほめてあげます。
それだけ、です。

この方法には、自己効力感を高める要因のうち、「達成経験」と「言語的説得」の2つの要因が含まれています。
簡単ですが、自己効力感を高めるのに有効ですので、ぜひ試してみてください。

さいごに

自己効力感を高めることは、望む成果を得ることにつながります。
今回、お伝えした方法はとても簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。

自信を持って成果を出すためには、自己肯定感を高めることも大切です。
改めてブログにしたいと思いますが、自己肯定感は「ありのままの自分を認め、受け入れる」感情のことであり、マインドフルネスと深い関わりがあります。

以前、「マインドフルネス×カウンセリング」というブログを書いていますので、ご興味のあるかたはそちらも参考にしていただけるとうれしいです。