自分の思っていることがうまく伝わらない
相手の伝えたいことがよくわからない
こんなお悩みはありませんか?
同じ言葉を使っていても
その意味は人によって異なるのです。
そのため、うまく伝わらなかったり
相手の伝えたいことがわからなかったりするのです。
「スイカ」と聞いて思い浮かべるのは…
先日、母から「バジルと一緒にスイカが入っている」と
ビニール袋を渡されました。
家に帰って、袋の中を確認すると…
タッパーに入った、茶色のおかずが入っていました。
ん??
わたしは、スイカ=赤く、甘い食べ物 と思っていたので
茶色?と驚いてしまいました。
茶色のおかずの正体は
スイカの白い部分をきんぴら風に炒めたもの
わたしの好物なのでうれしかったのですが
想像と異なるものを目にしたときの
驚きは大きかったです。
母は、「スイカ」という言葉に
白い部分を炒めたもの、という意味を込めたのかもしれませんが
わたしの思う「スイカ」と異なっていたため
驚いてしまった…という出来事でした。
言葉があらわすものは人によって異なる
スイカの話は、見えるものだったので
すぐに違いに気づくことができました。
でも、見えないものだったら
違いに気づくことは難しいかもしれません。
同じ言葉でも、その言葉があらわすことが
相手と異なることは日常的に起きています。
「スイカ」は赤くて、甘いものでしょ!と思っていると
相手の思っている「スイカ」がどんなものなのかわからないまま
話が嚙み合わなくなる…
そんなことが起こっているかもしれません。
自分の言葉がどう伝わっているのか
相手の言葉はなにを表しているのか
コミュニケーションは
言葉がなにをあらわしているのかを考えながら
言葉のやり取りをすることなのかもしれません。
カウンセリングやコーチングでは
クライアントが発した言葉がなにをあらわしているのか
言葉にどんな意味が込められているのか
カウンセラーやコーチは丁寧に話を聴き
クライアントの見ている世界を一緒に感じようとします。
言葉があらわすものが
人によって異なることを知ることは
選択肢が増えることにもつながります。
悩んでいるとき
自分と異なる視点を持つ人と話すことで
選択肢が増える…ということも
カウンセラーやコーチが伴走することの意義だと言えます。