わたしは、かごの中の鳥みたいだな、と思ったことがあります。
みなさんはいかがですか?
わたしはかごの中の鳥
家族がいて、ご飯を食べたり眠ったりする場所があって、仕事でイヤな気持ちになったりもするけど、時に笑って話ができる人たちがいて…
そんな安心で安全な場所にいるのに、どこか窮屈さを感じていて…
そんなとき、「かごの中の鳥みたい」とふと思ったのです。
空を飛べる羽があるのに、思いっきり空を飛べずにいる。
安心で安全な場所から離れることが怖くて、外の世界をかご越しに見ている。
自分がほんとうにしたいこと、やりたいことができていないと感じていたのだ、と今なら思います。
かごに閉じ込めたのは誰?
「かごの中の鳥みたい」…わたしにとって、この言葉が浮かんだとき、不思議な感じがしました。
誰がかごの中にわたしを閉じ込めたの? という疑問が湧いたからです。
わたしはいろいろな経験をしてきましたが、「かごの中の鳥みたい」と感じたときには落ち着いた毎日だ、と自分で思っていたのです。
だから、”閉じ込められている”という感覚はなかったのです。
でも、ふと頭に浮かんだこの言葉は、わたしに大切なことを教えようとしてくれているのだと感じました。
(わたしの無意識からのメッセージだと思いました)
いろいろ考えてみた結果…
「わたしはこんなもんだ」
「わたしにはこれが限界だ」
「いまの状態で十分しあわせだと思わなくちゃ」
そんなふうに、自分に制限をかけている自分に気づいたのです。
そう、わたしをかごに閉じ込めたのは わたし自身だったのです。
かごの中にいることでメリットがある
自分で自分をかごに閉じ込めている…そう気づいたときはショックでした。
摂食障害や不安定な精神状態、対人関係の悩みなど、辛かった、そして長かった時間が過ぎ、ようやく落ち着いた日々を過ごせるようになってきたと思っていたときだったので。
「かごの中の鳥」をイメージしたとき、なぜ かごの中にとどまっているのだろう、と思いました。
飛び出せばいいのに、飛び出してどこへでも飛んでいけばいいのに…
なぜわたしは「かごの中の鳥」なのだろう?と。
かごの中にいることで、メリットがあったんです!
わたしはもう、これ以上つらい思いはしなくなかったんです。
これ以上、傷つきたくなかったんです。
失敗するダメな自分を見たくなかったんです。
かごの中にいれば、いまの状態を維持できれば、それでいい。
辛くないし、傷つくこともない…外に出る必要なんてない。いまのままでいい。
そう思っていた自分に気づいたのです。
かごの中にいることがしあわせなのか?
「かごの中の鳥みたい」…無意識からのメッセージを受け取ったわたしは、自分がどうしたいのかを考えました。
これ以上つらい思いはしたくない!
これ以上傷つきたくない!
でも…
やりたいことがある。
できるかわからないけど、失敗するかもしれないけど、それでもやってみたいことがある。
こうありたいと願う自分の生き方がある。
そんな自分の思いに気づいたんです。
ずっとかごの中にいれば、つらい思いはしないかもしれない。傷つくことはないかもしれない。
でも、それでも…
やりたいことをガマンして、こうありたいと願う自分の生き方を無視して、そうやって生きることがほんとうにしあわせなのだろうか?と思ったのです。
いま、わたしはかごから飛び出して、大空を飛んでいます。
目的地はまだまだ遠いけれど、時々向かい風が吹いてくるけれど、それでも飛び出してよかったと思っています。
しあわせだな、と思っています。
あなたは自分に制限をかけていませんか?
あなたはいま、しあわせですか?
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