自分のかなしみとともにいる

その人のかなしみに寄り添いたいと願う

そんなとき
なにをしたらいいのか
どんな言葉をかけたらいいのか
なにもできない自分を責めてしまう

かなしみとともにいる人のそばにいたいと願う

そんなとき
自分の内側がざわついて
かなしみであふれてしまい
そばにいられなくなってしまう

誰かのかなしみとともにいるには
自分のかなしみと向き合い
自分のかなしみとともにいることが大切だ

かなしみを忘れるのではなく
かなしみを抑え込むのでもなく

かなしみとともに歩んできたことを
かなしみが今の自分の中にあることを
かなしみとともに今の場所に来たのだということを

心から知っていることが大切だ

誰かのかなしみに寄り添いたいと願うとき
ただ、そばにいるだけでいい

かなしみとともにいる誰かのそばにいたいと願うとき
ただ、その誰かとともにいればいい

そばにいられる自分であればいい
ともにいられる自分であればいい

かなしみがその人を覆いつくさないように…

あなたがかなしみとともに歩んできたように
その人がかなしみとともに歩み始めることを信じて