【愛着障害/AC】しあわせになる権利は誰のもの?

「わたしはしあわせになってはいけない気がする」

先日、クライアントさんが話してくれた言葉です。

誰もがしあわせになっていいんです。
しあわせになる権利は誰にでもあるのです。
その権利は誰にも奪うことはできないのです。

しあわせになる権利は すべての人が持っているものだから…

「わたしはしあわせになってはいけない気がする」というような思い込みを”信念”と呼びます。
”信念”は子どもの頃に親などから受け取ったメッセージだったり、無力な子どもの頃に身につけたものだったりします。

愛着障害やアダルトチルドレンの人たちは、生きるため、自分に否定的な信念を多く身につけていて、その信念によって苦しんだり悩んだりしています。

信念は無意識の奥深くに根付いているため、自分ではなかなか気づくことができません。
また、気がついたとしても、なかなか書き換えることができません。

その信念が心を縛る鎖となって、生きづらさを生んでいるとしても…

信念は、子どもの頃からずっと自分の中にあり、生きるための”指針”となっていたものです。
そのため、信念を書き換える=否定することは、自分を全否定することにつながってしまうため、書き換えることに無意識に抵抗してしまうのです。

信念は悪いものばかりではありません。
たとえば、「人の面倒を見る子はやさしくていい子」という信念を持っていたとします。
この信念の裏返しとして、「自分のことを考える子はわがままで悪い子」という信念も持っていると、この信念は生きづらさにつながってしまうでしょう。
でも、「人の面倒を見る子はやさしくていい子」という信念を書き換える必要はありませんよね?

心を縛る鎖となっている、自分を生きづらくしている信念だけを書き換えればいいのです。

信念は自分ではなかなか気づくことができませんし、気がついたとしてもなかなか書き換えることができません。
生きづらさを感じたとき、自分と向き合い、自分の奥深くにある信念を差出すことは、時に苦しさを伴います。

信念に気づき、書き換える…そんなセルフワークについて書かれた書籍等もありますので、まずはご自身で信念を書き換えることに取り組んでみてもいいと思います。

セルフワークでは生きづらさが解消されない、心を縛る鎖から解放されない…
そんな時はカウンセラーと一緒に取り組むことをお勧めします。

わたしのカウンセリングを体験してみたい方は…